1950-09-20 第8回国会 衆議院 法務委員会 第12号
○猪俣委員 次にこれは昨日も特審局長までには申し上げておつたのでありますが、わが国の民主政治完成のためには、左の極端なる者に対しても注意を怠つてはならぬことは申すまでもないが、ことに日本民族の伝統性から考えまして、右翼のフアシヨ思想の台頭ということにつきましては、私どもは重大なる関心を持つているものであります。特審局におかれましてはかようなことについては特別の注意を拂つていただきたい。
○猪俣委員 次にこれは昨日も特審局長までには申し上げておつたのでありますが、わが国の民主政治完成のためには、左の極端なる者に対しても注意を怠つてはならぬことは申すまでもないが、ことに日本民族の伝統性から考えまして、右翼のフアシヨ思想の台頭ということにつきましては、私どもは重大なる関心を持つているものであります。特審局におかれましてはかようなことについては特別の注意を拂つていただきたい。
これが今講和会議を前にいたしまして、さなきだに日本人のフアシヨ思想というものに対しましては、多大の疑惑がぬぐわれていないことは、私の申すまでもないまことに重大な点であると思うのでありますが、かような際におきまして、たとい一人でも二人でも、ことに元中将とか中佐とかいうような指導的な軍籍にあつた者が、かようなことで他国の戰乱の地におもむいて行くようなことが起りますと、これは日本にとりましてはゆゆしき問題
○佐藤(藤)政府委員 ただいま猪俣委員の仰せのごとく、講和会議を前にしまして、ことにフアシヨ思想が台頭することのないように、お互いに警戒しなければならぬという御意見はまつたく同感でございます。
そこで質問を許していただきたいのでありますが、とかく私たちが敗戰日本の今日を振り返つてみて、過失を犯しておりましたのは、右翼思想の擡頭であり、軍部の横暴であり、それはフアシヨ思想の擡頭である。このフアシヨ思想の擡頭と軍部の横暴は、やはり問題はわれわれの司法を守る警察力を軍部並びに右翼的團体が利用した点にあることは、もはやだれも否定し得なて事実だろうと思います。